投資

【5つのポイントで勝率アップ】MACDの見方・使い方を徹底紹介(図解あり)

こんにちは、おおくまモン(@okumamon777)です。

今回は売られ過ぎ、買われ過ぎの指標を表す「MACD」の見方と使い方を解説します。

この記事は以下の疑問をもつ方が対象です。

MACDの見方って?
手法は?

MACDは、他のテクニカル指標やチャートパターンだけでは見えない、相場の状況を読み取ることができます。

MACDを掛け合わせることで、更に勝率を上げる武器になり、必ず確認しております。

それでは早速、説明を進めます。

MACDの見方と特性

まず、MACDと特性について説明します。

MACDとは

MACDの説明と見方

MACD(マックディー)とはテクニカル分析の中の1つの指標で、Moving Average Convergence and Divergenceの略で、日本語では「移動平均収束発散法」とも言われてます。

  • シグナル
  • MACD

の2本線で構成されております。

MACDの特性

MACDは、「買われすぎ・売られすぎ」のサインを表します。

一般的に下記の3つのことが言われます。

MACDとシグナル線のクロスで売買シグナルを判断

MACDとシグナル線のクロス
  • MACDが下からシグナルを上抜けたら「買い」=ゴールデンクロス
  • MACDが上からシグナルを下抜けたら「売り」=デッドクロス

MACDと0ラインのクロスで売買シグナルを判断

MACDと0ラインのクロス
  • MACDが下から上へゼロラインを上抜けすれば買いシグナル
  • MACDが上から下へゼロラインを上抜けすれば売りシグナル

MACDの傾き具合

MACDとシグナルの傾き具合
  • MACDがシグナル線や0ラインと交差する角度が大きいほど値動の変動が大きい
  • 交差の角度が小さいと弱いシグナル、だましの可能性あり

以上がMACDの説明と特性です。


おれ流!MACDの読み方で大事なポイント

ここから、私がMACDを分析するときの、重要ポイントを説明します。

※今後、改善に伴い重要ポイントをアップデートする可能性があります。その際は本記事も更新します。

①買いエントリーはMACDが0ラインかつシグナルより上

MACDの買いシグナルで0ラインかつシグナルより上

「買いエントリー」では、MACDは0ラインかつシグナルより上の場合にのみ行います。

MACDが0ラインやシグナルを下回っている場合、値が安定して上昇しづらい傾向にあります。

※ちなみに「売りエントリー」ではMACDが0ラインより、上でエントリーすることがあります。これは上がりきった値動きの下降の初動を捕らえ、暴落による値幅を大きく取れるためです。

②MACDのパターンを覚える

MACDの特性に沿ってトレードしたとしても、シグナル通りに値が動かないこともあります。

しかし、MACDのシグナル通りに値動が動きやすいパターンがあります。

パターンは以下3種です。

MACDのパターン1:くちばし

MACDのシグナルの1つ目である「くちばし」

「くちばし」とはMACDがシグナルを上向きに突き抜けて広がった状況です。

これはトレンド転換を表し、MACDの進行方向に値も動きやすくなります。

MACDのパターン2:ツンデレ

MACDのシグナルの2つ目である「ツンデレ」

「ツンデレ」とはシグナルを上抜けたMACDが調整で下降したころ、シグナルにタッチせず反発した状況です。

このパターンになれば、トレンドが転換したと強く判断でき、値動きはMACDの進行方向に沿って一気に上がる傾向があります。

鉄板パターンです。

パターン3:遠距離

MACDのシグナルの3つ目である「遠距離」

「遠距離」とはMACDとシグナルの距離が同じまま、平行移動している状況です。

ここまでくると、値動きも安定して、MACD方向に進む傾向にあります。

遠距離までに仕込めていると、利益が大きく積みあがります。

③MACDの上限・下限ラインの確認

MACDは上限や下限がないですが、過去のMACDの上限や下限を確認することで、

今後の「MACDの動き」や「値動き」を想定できる場合があります。

下図を用いて説明します。

MACDの上限・下限ライン

右側に関して、値動きやMACDも急騰しておりますが、

既にMACDは過去の上限まで上昇したため、ここが天井じゃないかと想定できます。

するとその後、値動きとMACDは天井をつけて、大きく下に突き抜けました。

このように過去のMACDの「上限・下限ライン」をみることで、どこまで値動きするか想定し、戦略を練ることができます。

しかし、想定を大きく超える場合があるので、事前に損切りラインを決め、リスクを最小限に抑える必要があります。

④値動きとMACDがダイバージェンス(逆行)しているか

値動きとMACDがダイバージェンス(逆行)していると、トレンド転換が発生する可能性が高くなります。

下図を例に説明します。

MACDとトレンドのダイバージェンス

通常、値動きが上昇すれば、MACDも上昇します。

しかし、図の矢印のように値動きは上昇しているが、MACDが高値を切り下げて、下降しています。

この「値動き」と「MACD」の向きが逆行している状況を「ダイバージェンス(逆行現象)」と呼びます。

ダイバージェンスが発生すると、トレンド転換の可能性が高くなります。実際、上図の値動きはその後、急落しました。

ダイバージェンスが確認できたら、トレンド転換する確度が高いと判断し、利益確定もしくはエントリーの準備を検討します。

ポイント5:MACDにもエリオット波動の動きがある

値動き同様、MACDもエリオット波動が見られるケースがあります。

エリオット波動とは、一定リズムを伴った波を表し、5つの推進派と3つの調整派で構成されます。

MACDとエリオット波動の組み合わせ

上図のように値動きと共に、上昇5波を描いたあと、下降3波で下落します。

この波動の動きを意識することで、事前に値動きやMACDの動きを予想でき、トレード戦略を立てることができます。

以上がMACDを分析する際のポイントです。


MACDを使った売買手法

これまでのポイントを踏まえ、MACDを使ったエントリーポイントを説明します。

  1. 買いエントリー
  2. 売りエントリー

の2パターン取り上げます。

MACDの買いエントリー

MACDの買い手法の事例

MACD単体では、エントリーの判断を決めることはできません。

他のテクニカル指標と組み合わせて使用します。

上の図は、一目均衡表とMACDが描画されたチャートです。

ここでのエントリーポイントは、一目均衡表のエントリーポイントに加え、MACDが上昇を示しやすいポイントになります。

今回の事例では、MACDが

  • ツンデレ
  • 0ラインより上
  • エリオット波動の第三波動目

を示しており、上昇の可能性が高いと判断できます。

このようにポイントが多いほど、上昇する確率は上がりやすい傾向にあります。

MACDの売りエントリー

MACDの売り手法の事例

売りエントリーも同様に、MACD単体では、エントリーの判断を決めることはできません。

他のテクニカル指標と組み合わせて使用します。

ここでのエントリーポイントでも、一目均衡表のエントリーポイントに加え、MACDが下降を示しやすいポイントになります。

今回の事例では、MACDが

  • ツンデレ
  • ダイバージェンス

を示しており、トレンド転換が高いと判断できます。

このようにポイントが多いほど、下降する確率は上がりやすい傾向にあります。

MACDクイズ

最後に、これまで説明したことを元に、4択クイズを出します。

トレードに正解はないですが、私の手法を正解とする場合、

次の4銘柄のうち、どれが買い銘柄として正解でしょうか。

MACDの4択クイズ

正解は

なんと

MACDの4択クイズの回答

④でした。

理由は以下です。

  • MACDが
    • 0ラインかつシグナルより上
    • ツンデレ
  • 一目均衡表の上昇のサイン(「雲のパターン2」)を示しているため

まとめ

以上がMACDの見方・手法でした。

最後に話しの腰をおりますが、株式投資をする上で、

MACDなどのテクニカル分析だけ勉強しても勝てません。

下図のように、ファンダメンタルズ分析など、複合的に分析することが必要です。

片方だけに依存すると、

テクニカルが良くてファンダメンタルズが悪い
➡︎悪材料で一発退場

ファンダメンタルズが良くてテクニカルが悪い
➡︎既に大衆が気づいており、株価が上がりきっている

というようなパターンにいつか必ず陥るからです

そうならないよう、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を習得する必要があります。

このブログでは、そういった私なりの投資手法について記載するので、是非ご参考ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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