投資

【知らないと大損?】一目均衡表の見方と7つの雲を使ったトレード手法

こんにちは、おおくまモン(@okumamon777)です。

今回はトレードで必ず利用している「一目均衡表」について、私なりの見方や投資手法を紹介します。

この記事は以下の疑問を持つ方が対象です。

一目均衡表とは?雲とは?
一目均衡表の分析や手法は?

実は、一目均衡表は奥が深く、

  • 雲の厚さ、形
  • 値動きと雲の距離感
  • 雲の出現場所

など、重要なポイントが多くあります。

では一目均衡表の説明や見方を簡単に話した後、投資手法を説明します。

一目均衡表の説明と見方

一目均衡表の説明や見方

一目均衡表は、日本発のテクニカル分析で、細田悟一氏によって提唱されました。

現在は、株や為替の未来の値動きを予想する手法として、海外でも利用されてます。

また、一目均衡表は以下5つの線で構成されています。

項目説明
転換線(過去9本間の最高値+過去9本間の最安値)÷2
基準線(過去26本間の最高値+過去26本間の最安値)÷2
先行スパン1(転換線+基準線)÷2を26本を先にずらして記入
先行スパン2(過去52本間の最高値+過去52本間の最安値)÷2を26本先にずらして記入
遅行スパン当足の終値を26本過去にずらして記入

一目均衡表でよく見られる「雲」は、「先行スパン1」と「先行スパン2」との間に構成されて作られます。

この「雲」は値動きの抵抗帯となったり、支持帯ともなります。

値が「雲」より上にあれば、上昇トレンド、

「雲」より下にあれば、下降トレンド、

「雲」の中にあれば、トレンド停滞中と判断します。

株価が雲の

  • 上にある:上昇トレンド
  • 下にある:下降トレンド
  • 間にある:トレンド停滞中

「雲」は値動きの抵抗帯になり、支持帯にもなる


おれ流!一目均衡表の雲のポイント・手法

ここから、私が一目均衡表を分析するときの、重要ポイントを説明します。

※今後、改善に伴い重要ポイントをアップデートする可能性があります。その際は本記事も更新します。

ポイント①雲の特性を覚える

「入道雲」や「積乱雲」など、空に浮かんでいる雲と同じ様に、チャートの「雲」にも特性があります。

一目均衡表の雲の特性

雲の厚さは「抵抗」の強さを表します。

雲が厚いと抵抗力は強く、反発しやすくなります。

逆に雲が薄いと抵抗力が弱く、反発せずにブレイクしやすくなります。

ポイント②雲の出現場所を確認する

値動きの4つのステージ

別記事にて説明しておりますが、値動きは4つのステージに分かれております。

横ばいである第1ステージ、第3ステージでは値動きのトレンドが明確ではなく確実性の高いトレードができないため、ここでは売買をおすすめしません。

基本的に、上昇もしくは下降し始める第2、4ステージの初動で発生する雲を利用します。

ポイント③雲のパターンを知る

一目均衡表の雲のパターン7つと見方

チャートと同じく、雲にもパターンがあります。

このパターンを知ることで、値動きが読みやすくなります。

順に説明します。

雲のパターン①

一目均衡表の雲のパターン1と見方

パターン①は第1ステージ(横ばい)に見られます。

雲の形状が薄く、雲の上下線が交差して作られます。

値動きはこの薄い雲を上抜けたり、下抜けたりしており、不安定になります。

雲のパターン②

一目均衡表の雲のパターン2と見方

パターン②は第2ステージ(上昇)に見られます。

雲は徐々に厚くなり、階段のような形状になります。

値動きはこの雲の段差にぶつかる前に、上昇しやすくなります

値動きは安定して上昇し始め、急騰しやすいです。

雲のパターン③

一目均衡表の雲のパターン3と見方

パターン③は第2ステージ(上昇)に見られます。

雲は厚く、帯状もしくは階段状になります。

値動きは雲にぶつかることなく上昇し続けやすくなります。

ぶつかったとしても下に抜けず、抵抗力のある厚い雲に跳ね返され、再度上昇やすくなります

値動きは安定して上昇やすくなります。

雲のパターン④

一目均衡表の雲のパターン4と見方

パターン④は第3ステージ(横ばい)に見られます。

雲は上下線が交差して、雲がひっくり返ります。

なので「厚い⇒薄い⇒厚い」となり、蝶のような形状になります。

値動きは雲を下抜け、再度上昇するが、抵抗力のある厚い雲に差し掛かるあたりで、反発し、下降します。

もしくは、

再度上昇する際に、抵抗力のない雲の交差点(雲が薄いところ)を突き抜けるが、その後、分厚い雲によって押し下げられます。

値動きは安定して下降やすくなります。

雲のパターン⑤

一目均衡表の雲のパターン5と見方

パターン⑤は第4ステージ(下降)に見られます。

雲は厚く、帯状もしくは階段状になります。

値動きは雲にぶつかることなく下降し続けやすくなります。

ぶつかったとしても上に抜けず、抵抗力のある厚い雲に跳ね返され、再度下降しやすくなります

値動きは安定して下降やすくなります。

雲のパターン⑥

一目均衡表の雲のパターン6と見方

パターン⑥は第4ステージ(下落)に見られます。

帯状だった雲が、上下線が交差して、ひっくり返ります。

そのため雲が「厚い⇒薄い⇒厚い」となり、蝶のような形状になります。

値動きは雲を上抜けるが、抵抗力のある厚い雲に引っ張られ、再度下降します。

値動きは乱高下するので、不安定です。

雲のパターン⑦

一目均衡表の雲のパターン7と見方

パターン⑦は第1ステージ(横ばい)の初動に見られます。

ここまでに、下降トレンドも終了します。

雲の形状が薄く、雲の上の線と下の線が交差して作られます。

値動きはこの薄い雲を上抜けたり、下抜けたりしており、不安定になります(パターン①に戻る)。

以上が、7つの雲のパターンになります。

ポイント4:出来高とあわせて確認する

テクニカル分析全てにいえることで、出来高が大きければ大きいほどテクニカルの精度は上がります。

一目均衡表の雲と出来高の組み合わせと使い方

大きい出来高で株価が上昇すれば、上昇エネルギーが強い。

逆に、小さい出来高で上昇すれば、テクニカル指標が上昇トレンドを示していても、上昇エネルギーは弱く、株価が下落する可能性があります(=だまし上げの可能性)。

雲のセオリー通りに値が動いていれば、その期間の出来高を確認してください。

出来高が伴っていれば、今後もセオリー通りに値が動く可能性が高いです。

伴っていなければ十分に警戒してください。

また出来高について、以下の記事で紹介してますので、是非ご覧ください。

ポイント5:雲との距離で値動きを読む

一目均衡表の雲で値動きを予測

雲と値動きの距離を見ることで、今後の値動き幅を読みやすくなります。

もちろん、例外もあります。

しかしこのポイントを認識することで、利益確定や反発を狙うポイントを意識できます。


一目均衡表を使った買い手法

これまでのポイントを踏まえ、一目均衡表を使ったエントリーポイントを説明します。

  1. 買いエントリー
  2. 売りエントリー

の2パターン取り上げます。

一目均衡表の買いエントリーポイント

一目均衡表の買いエントリーポイントや使い方

一目均衡表の買いエントリーポイントは、損小利大の観点から、上図①②の2点のみです。

雲のパターンだと「②・③」が該当します。

それ以降にエントリーすると、高値掴みの可能性が高く、非常に危険です。

①のほうがより初動のため、①を重点的に狙います。

一目均衡表の売りエントリーポイント

一目均衡表の売りエントリーポイントや使い方

一目均衡表の売りエントリーポイントは、上図のとおり、①~⑤の5点です。

買いエントリーよりもエントリーポイントは多いかと思います。

雲のパターンだと「③・④」が該当します。

エントリーポイントの重要度でいうと、「④>⑤>③>②>①」です。

順に解説していくと、下記のようになります。

④:下降トレンドの初動で、最も優位性があるエントリー。厚い雲に押しつぶされ上昇するパワーもないため、踏み上げられる可能性が少ない。「ローリスク・ハイリターン」のポイント。

⑤:④と同義。④に続く下降トレンドの初動。「ローリスク・ハイリターン」のポイント。

③:上昇トレンドの天井部分。雲との距離を見定めエントリー。更なる上昇の可能性もあるが、落ちれば大きく値幅を取れる。「ミドルリスク・超ハイリターン」のポイント

②:上昇トレンド継続中だが、途中の天井部分。③と同義。ただ更に上昇するリスクも③よりあるので中々エントリーしない。「ミドルリスク・ハイリターン」

①:②と同義。ただ更に上昇するリスクも②よりあるのでほぼエントリーしない。「ハイリスク・ミドルリターン」

一目均衡表クイズ

最後に、これまで説明したことを元に、4択クイズを出します。

トレードに正解はないですが、私の手法を正解とする場合、

次の4銘柄のうち、どれが買い銘柄として正解でしょうか。

一目均衡表の4択クイズ

正解は

なんと

一目均衡表の4択クイズ答え

③でした。

理由は以下です。

  • 値動きが第2ステージの初動にある
  • 上昇の初動である「雲のパターン2」が出現したから

まとめ

以上が一目均衡表の見方や手法の説明でした。

最後に話しの腰をおりますが、株式投資をする上で、

一目均衡表などのテクニカル分析だけ勉強しても勝てません。

下図のように、ファンダメンタルズ分析など、複合的に分析することが必要です。

片方だけに依存すると、

テクニカルが良くてファンダメンタルズが悪い
➡︎悪材料で一発退場

ファンダメンタルズが良くてテクニカルが悪い
➡︎既に大衆が気づいており、株価が上がりきっている

というようなパターンにいつか必ず陥るからです

そうならないよう、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を習得する必要があります。

このブログでは、そういった私なりの投資手法について記載するので、是非ご参考ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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