投資

【トレードの原点】ダウ理論の基礎を超わかりやすく解説する(図解あり)

こんにちは、おおくまモン(@okumamon777)です。

今回はテクニカル分析の基礎である「ダウ理論」について説明しつつ、私なりの投資意見を紹介します。

この記事は以下の悩み・疑問を持つ方が対象です。

ダウ理論とは?わかりやすく知りたい
ダウ理論をどう投資に活かすの?

ダウ理論は、相場の値動きを分析する理論であり、世界中のトレーダーに認知されています。

「テクニカル分析の基礎」のため、知らずに投資するのは、武器なしで戦場に出るくらい危険だと思います。

図解しつつ進めますので、是非ご参考になればと思います。

ダウ理論の歴史と原則

ダウ理論の歴史

ダウ理論発明者のチャールズ・ヘンリー・ダウ

ダウ理論とは、1900年代後半にチャールズ・ヘンリー・ダウというアメリカの証券アナリストが提唱した相場の値動きに関する理論です。

100年以上たった今も語り継がれている、基本の理論です。

ダウ理論は全ての人の判断基準

投資の世界にはこんな格言があります。

”投資とは「美人投票」である”

ダウ理論の美人投票

「美人投票」とは、以下を意味します。

経済学者のケインズは、玄人筋の行う投資は、投票者が100枚の写真の中から最も容貌の美しい6枚を選び、その選択が投票者全体の平均的な好みに最も近かった者に賞品が与えられるという新聞投票に見立てることができるとした。

各投票者は、自身が最も美しいと思う写真を選ぶのではなく、他の投票者の好みに最もよく合うと思う写真を選択しなければならないことを意味する。

株式投資に関しても、市場参加者(=投票者)の多くが、値上がりするであろう(=容貌が美しいであろう)と判断する銘柄(=写真)を選ぶことが有効な投資方法であるということ。

野村證券より引用

要するに投資は、自分がいいと思った銘柄を買うのではなく、他の多くの投資家が買うであろう銘柄を買うということ。

つまりは群集心理を理解して投資しようということです。

ダウ理論の原則

ダウ理論は市場の値動きを分析する考え方として、6つの基本原則があります。

①平均(値動き)はすべての事象を織り込む

ダウ理論の原則、平均はすべての事象を織り込む

値動きは以下のような、あらゆる全ての事象を織り込んでいます。

  • 経済統計や企業業績などのファンダメンタルズ要因
  • 自然災害の様な予測不可能な事
  • 需給バランスなどのテクニカル要因

値動きは常に先のことも含んでいます。

なので「次の決算良さそうだからそれまでにエントリーしよ」とか「ブレクジットが起きたら暴落しそうだからそれまでにエントリーしよ」

など、安直に考えると危険です。

それもすでに織り込まれている可能性があります。

常にその先の未来を考えなければいけません。そのため、未来の動きを読むテクニカル分析は重要です。

②トレンドには3種類ある

ダウ理論の原則、トレンドには「主要トレンド・二次トレンド・小トレンド」の3種類ある

ダウ理論では、値動きの分析においてトレンドを重視しています。

トレンドは以下の3種類に分かれます。

  • 主要トレンド:1年~数年のサイクル
  • 二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル
  • 小トレンド:3週間未満のサイクル

この3つのトレンドはそれぞれ独立しておらず、常に繋がって動きます。

二次トレンドは主要トレンドの調整局面であり、小トレンドは二次トレンドの調整局面として組み込まれます。

③主要トレンドは3段階から構成

ダウ理論の原則、主要トレンドは「先行期・追随期・利食い期」の3段階から構成

3種類のトレンドのうち、主要トレンドは買い手の動きによって、3つの段階から構成されています。

【先行期】
市場価格が下落し、全ての悪材料は織り込み済みと判断した少数の投資家が、”底値買い”をする時期。その際市場価格は、下落しているか底値付近で停滞。

【追随期】
市場価格の上昇を確認して、他の投資家が追従して買いを入れる時期。価格は、上昇局面に突入します。

【利食い期】
市場価格が充分に上昇したところを見て、先行期に買いを仕込んだ投資家が利益を確定のために売りに出る時期。価格はその前から上昇局面にあるが、上昇幅は次第に小さくなり、出来高も平均より多い日が続く。

④平均は相互に確認されなければならない

ダウ理論の原則、平均は相互に確認されなければならない

複数の平均的指標(テクニカル指標)がある場合、その両方に同じシグナルが見られないと、明らかにトレンドとして捉えることができないと判断します。

要は、トレンドを判断する際はいろんなテクニカル指標を見ましょうって話です。

例えば、移動平均線だけでトレンド転換のシグナルを見つけるのではなく、一目均衡表やMACDなどの他の指標も見て、

同じシグナルがみられると、明確にトレンドだと判断。

別々のシグナルだと、明確にトレンドだと判断できない。

となります。

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

ダウ理論の原則、トレンドは出来高でも確認されなければならない

ダウ理論では、トレンド発生の確認方法として、出来高を重視します。

トレンドが大きく動く時、出来高も同時に大きくなる(=多くの人が動く)とそのトレンドは明確であると判断します。

逆に出来高が伴わない(=誰も動いていない)上昇や下落は、「だまし」の可能性があり、そのトレンドは明確でないと判断します。

トレンドが動いた時は、本物か「だまし」か確認するために出来高を見ましょう。

⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

トレンドは、明確に転換シグナルが現れるまで、一定期間継続し続けます。

「上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場」によって、転換シグナルは異なります。

上昇トレンド
ダウ理論の原則、上昇トレンド

上昇トレンドは、高値と安値が切り上げ続けている状況です。

また上昇トレンドの転換シグナルは、現在値が直近の安値を切り下がるときです。

加えて直近の安値を切り下げ、再度上昇する際、安値ラインで反発して下落すると、上昇トレンド終了の可能性が高いと判断できます。

下降トレンド
ダウ理論の原則、下降トレンド

下降トレンドは図のように、高値と安値が切り下げ続けている状況です。

また下降トレンドの転換シグナルは、現在値が直近の高値を切り上がるときです。

加えて直近の高値を切り上げ、再度下降する際、高値ラインで反発して上昇すると、下降トレンド終了の可能性が高いと判断できます。

レンジ相場(ボックス相場)
ダウ理論の原則、レンジ相場

レンジ相場とは、高値と安値が一定のまま推移している状況です。

またレンジ相場の転換シグナルは、高値か安値ラインをブレイクするときです。

加えてブレイク後の戻りで、ブレイクラインを反発すれば、レンジ相場終了の可能性が高いと判断できます。

以上が、ダウ理論の6原則です。

おれ流!ダウ理論を使ったトレード手法

ダウ理論の原則を利用した、トレード手法を説明します。

主要トレンドの「追随期」初動を狙う

ダウ理論のトレード手法、主要トレンドの初動を狙う

値動きを操作できるほど資金量もない個人投資家が、利益を稼ぐためにどうすればいいか。

それは金魚のフンの様に、機関投資家の動きについていくことです。

彼らは、トレンドの先行期に仕込み、その後値動きを操作(上げ下げ)ます。

個人投資家には、明確に上下するかもわからない先行期に仕込むのは、リスクが高いです。

そのためトレンドが明確に発生する「追随期」の初動を狙います。

値動きと出来高を見てストーリーを組み立てる

ダウ理論のトレード手法、値動きと出来高を見てストーリーを組み立てる

「値動き」や「その他テクニカル指標」に見る際、必ず「出来高」も確認し、売買戦略を立てます。

「出来高」を確認することで、値動きが「本物」か「だまし」か判断しやすくなります。

その上で、今のが「上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場」のどれか。

またその中でも「先行期・追随期・利食い期」のどれか。

状況を把握することで、精度の高いトレードとなります。

ダウ理論クイズ

最後に、これまで説明したことを元に、4択クイズを出します。

トレードに正解はないですが、私の手法を正解とする場合、

次の4銘柄のうち、どれが買い銘柄として正解でしょうか。

ダウ理論の4択クイズ

正解は

なんと

ダウ理論4択クイズの回答

③でした。

理由は以下です。

  • ダウ理論の追随期
  • 一目均衡表が上昇トレンドを表す
  • 上昇の際に出来高も大きくなっている

まとめ

以上がダウ理論の説明と分析手法でした。

最後に話しの腰をおりますが、投資をする上で、

カップウィズハンドルなどのテクニカル分析だけ勉強しても勝てません。

下図のように、ファンダメンタルズ分析など、複合的に分析することが必要です。

片方だけに依存すると、

テクニカルが良くてファンダメンタルズが悪い
➡︎悪材料で一発退場

ファンダメンタルズが良くてテクニカルが悪い
➡︎既に大衆が気づいており、株価が上がりきっている

というようなパターンにいつか必ず陥るからです

そうならないよう、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を習得する必要があります。

このブログでは、そういった私なりの投資手法について記載するので、是非ご参考ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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