投資

【上昇の起点】カップウィズハンドルの見方と売買手法を解説

こんにちは、おおくまモン(@okumamon777)です。

今回はテクニカル分析の中でも、チャートパターンの1つである

「カップウィズハンドル」の見方・使い方を紹介します。

トレンドの継続を示すチャートパターンです。

では話を進めます。

カップウィズハンドルとは

カップウィズハンドル(cup with handle)とは

価格推移のチャートパターンの1つであり

文字通り、カップとハンドルのような形状をしています。

カップウィズハンドルの特性

次にカップウィズハンドルの特性を説明します。

ハンドルの値がカップの上値ラインをブレイクすると上昇傾向となる

カップウィズハンドルは、ハンドルの値がカップの上値ラインを超えたとき

大きく上昇する傾向にあります。

このチャートの背景にある、投資家の動きを説明します。

カップ

  1. 「悪材料・買いの利確・空売り」などの売り要因で、価格下落。
  2. 支持線付近で一旦落ち着き、横ばいが続く。
  3. 「好材料・空売りの買戻し・売り枯渇と判断した新規買い」などの買い要因で、価格上昇。

ハンドル

  1. カップ上値ラインに到達後「カップ初期の下落で売り切れず、含み損を抱えた投資家」もしくは「カップの底で買い仕込んでいた投資家」が売り出す。結果価格下落。
  2. ある程度ふるい落とされたと判断した慎重な投資家が買い仕込み、再度価格が上昇。
  3. ①~②を繰り返す。
  4. 売り圧力が無くなり、好材料・テクニカル要因で圧力が増え、上値ラインをブレイク。

以上の背景で、カップウィズハンドルは形成されます。


おれ流!カップウィズハンドル分析のポイント

私がカップウィズハンドルを分析する際のポイントを説明します。

カップが中長期間に綺麗な半円が作られているか

カップが中長期にかけ綺麗な半円で形成されると、

上値ラインブレイク後、値動きが上昇傾向になる確度が高いと考えます。

日足だと3~6ヶ月間がベストなイメージです。

理由として、ふるい落としなどの売り圧力を、時間をかけてしっかりこなすためです。

逆に、カップが短期的に形成されていると、

売り圧力がまだ残っている可能性があり、値動きが乱高下して不安定な傾向になります。

ハンドルの下げ幅が短いか

カップのボトム~トップまでの幅に対し、ハンドル部分の下げ幅が短い方が

より売り圧力がなく、上昇傾向にあると考えます。

最大35%の下げ幅までがベストと考えます。

それを超えると、依然売り圧力が強く残っていると考え、注意します。

ハンドルの下げ幅が徐々に短くなる

ハンドルの下げ幅が徐々に短くなると、売り圧力が徐々に弱くなり

上昇確度が高いと考えます。

また底値も徐々に切り上がると、より売り圧力が弱く、佐谷上昇確度は高いと考えます。

上昇で出来高が多く、下降で出来高が少ない

上昇で出来高が大きく、下降で出来高が小さくなっているか確認します。

ふるい落としなどで売りをこなし、売り圧力が弱くなっていることを確認するためです。

上記の通りであれば、上昇確度が高いと考えます。

一方、逆の状況であれば、売り圧力がまだ残っていると判断し、注意します。

上昇トレンドで発生するパターンだけ狙う

カップウィズハンドルは上昇トレンド内に発生すると

より上昇確度が高いと考えます。

下降トレンドに発生すると、まだ潜在的に売り圧力が残っていると判断します。

そのため、上昇トレンドで発生する場合のみ、買いを狙います。

他のテクニカル分析が買いサインか

上昇の確度を分析すべく、カップウィズハンドル発生時に

他のテクニカル分析が買いサインを表しているか確認します。


カップウィズハンドルのエントリーポイント

これまでのポイントを踏まえ、カップウィズハンドルを使ったエントリーポイントを説明します。

  1. 買いエントリー
  2. 売りエントリー

の2パターン取り上げます。

カップウィズハンドルの買いエントリー手法

カップウィズハンドル分析のポイントを全て加味すると、

買いエントリーポイントは上図の赤丸2点のみです。

  • 上値ラインブレイク直後
  • ブレイク後の調整で、ブレイクラインを反発した瞬間

その際、出来高が大きいか必ず確認します。

出来高が小さければ警戒します。

また再度ブレイクラインを割り込む場合、上昇失敗を懸念し損切りを検討します。

カップウィズハンドルの売りエントリー手法

カップウィズハンドルは値動きの上昇を判断するものなので、売りエントリーポイントはありません。

クイズ

最後に、これまで説明したことを元に、4択クイズを出します。

トレードに正解はないですが、私の手法を正解とする場合、

次の4銘柄のうち、どれが買い銘柄として正解でしょうか。

正解は

なんと

①でした。理由としては以下です。

  • ①:カップがきれいな半円。ハンドルの下げ幅が短い。大きい出来高を伴った上値ラインブレイク。
  • ②:カップがきれいな半円でない。上値ラインブレイク時の出来高が小さい。
  • ③:ハンドルの下げ幅が大きい(50%以上)&下落時の出来高が大きい。
  • ④:上値ラインブレイクしていない、ハンドルの下げ幅が大きくなっている。

まとめ

以上がカップウィズハンドルの見方と売買手法の解説でした。

最後に話しの腰をおりますが、株式投資をする上で、

カップウィズハンドルなどのテクニカル分析だけ勉強しても勝てません。

下図のように、ファンダメンタルズ分析など、複合的に分析することが必要です。

片方だけに依存すると、

テクニカルが良くてファンダメンタルズが悪い
➡︎悪材料で一発退場

ファンダメンタルズが良くてテクニカルが悪い
➡︎既に大衆が気づいており、株価が上がりきっている

というようなパターンにいつか必ず陥るからです

そうならないよう、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を習得する必要があります。

このブログでは、そういった私なりの投資手法について記載するので、是非ご参考ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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