投資

【保存版!】ローソク足の種類・見方・分析方法まとめ

こんにちは、おおくまモン(@okumamon777)です。

今回はローソク足について、種類や見方に加え、私なりの分析方法を紹介します。

ローソク足は値動きだけでなく、トレンドやその裏に潜む投資家の心理まで表しています。

それを読み解くことで、相場の状況を理解し優位性のあるトレードが行えます。

ローソク足の種類や見方・分析方法を知り、トレードに役立てていただけると幸いです。

では話を進めます。

ローソク足とは?

まずローソク足そのものについて説明します。

ローソク足とは

ローソク足とは、一定期間(分/日/週/月など)のうち、以下4つの値を一つの足型にまとめたものです。

  1. 始値
  2. 高値
  3. 安値
  4. 終値

始値と終値の間の太い胴体部分を「実体」、

実体と高値・安値に乖離がある部分を「ヒゲ」と呼びます。

始値より終値が高い(上昇している)ローソク足を「陽線」、

始値より終値が低い(下降している)ローソク足を「陰線」と呼びます。

ローソク足はこうして作られる

基本的に陽線や陰線は、上図のような価格推移を元に形成されます。

ローソク足はなぜ重要なのか

ローソク足の重要性について、事前に説明すると以下の通りです。

ローソク足は値動きの勢いや投資家の心理が分析できる

上図は同じ銘柄をライン・ローソクチャートで表したものです。

ラインチャートだと終値のみであるため、値動きの勢いが把握しづらいです。

一方図②のローソク足チャートを見てみると、この日は大陽線のため始値から終値まで終始買いが優勢だった(=買いの勢いが強い=上昇傾向)と推測できます。

このように、ローソク足だと4本値の動きを見ることで、値動きの勢いを分析することができます。

ローソク足は値動き分析のため江戸時代から利用されていた

ローソク足は江戸時代に本間宗久が考案し、明治時代になって確立したとされています。

本間宗久は世界最古の先物市場・大坂(現在の大阪)堂島の米相場で、ローソク足など値動き分析手法を駆使し、巨万の富を築きました。

それくらい昔からローソク足が研究・利用されており、現在まで全世界でスタンダードに利用されていることから、ローソク足がどれほど値動き分析で重要かが分かります。


ローソク足の種類と見方

それではローソク足の種類と見方をご説明します。

前提:ローソク足の長さ・ヒゲの長さで見方がわかる

前提として、ローソク足の見方は「実体の長さ」と「ヒゲの長さ」の2要素があります。

  • 実体が長い:勢いが強い
  • 実体が短い:勢いが弱い
  • ヒゲが長い:反発力が弱い
  • ヒゲが短い:反発力が弱い

ローソク足の種類と見方一覧

上記の前提を踏まえ、ローソク足の種類と見方は以下に分かれます。

大陽線・大陰線

小陽線・小陰線

十字線

ローソク足分析のポイント

続いて、ローソク足分析のポイントを説明します。

ポイント①:ローソク足の発生局面を見る

ローソク足のサインについて、発生局面によって異なるケースがあります。

上図は同じ「陽の寄り付き坊主」のローソク足で、原則「上昇一服」のサインを表します。

上昇途中では「上昇一服」のサインですが、天井圏では「高値警戒(=一部投資家の売り抜け)」のサインを表します。

このように発生局面でも意味が違うため、どこで発生したローソク足か注視する必要があります。

ポイント②:他のローソク足と組み合わせて見る

1本のローソク足だと、その瞬間の相場の勢いしか分かりません。

複数のローソク足が組み合わさることで、更にサインの精度が上がることがあります。

各種ローソク足の組み合わせについては、以下でまとめておりますので是非ご参考ください。

【完全版】ローソク足の組み合わせパターン一覧と分析方法こんにちは、おおくまモン(@okumamon777)です。 今回はローソク足について、組み合わせパターン一覧に加え、私なりの分析方...

ポイント③:テクニカル指標と組み合わせて見る

ポイント②と同じく1本のローソク足だと、その瞬間の相場の勢いしか分かりません。

そのため中長期的なトレンドが判断できません。

テクニカル指標と組み合わせることで中長期的なトレンドを捕らえつつ、ローソク足を見ることで最適なエントリーポイントを見つけることができます。

木を見て森を見ずにならないよう、テクニカル指標と組み合わせて見る必要があります。

ポイント④:出来高と合わせて見る

ローソク足と出来高を合わせてみることで、以下が推測できます。

  • ローソク足のサインが本物かダマシか
  • 相場の状況(投資家同士の攻防)

以下それぞれ説明します。

ローソク足のサインが本物かダマシか

出来高は市場の売買代金を表します。

多くの人が多額で買えば出来高は大きくなり、少数が少額で買えば出来高は小さくなります。

言い換えれば以下を表します。

  • 出来高が大きい=多数・多額が参戦=勢いが強い
  • 出来高が小さい=少数・少額が参戦=勢いが弱い

この出来高を見ることで、ローソク足のサインが本物かダマシか推測することができます。

上図は大陽線が形成されたチャートになります。

左の大陽線は出来高が大きく、以下を加味し大陽線のサインの精度が高いと推測できます。

結果、価格は上昇しました。

  • 大陽線=買いの勢いが強い
  • 出来高が大きい=勢いが強い

一方、右の大陽線は出来高が小さく、以下を加味し大陽線のサインの精度は低く「ダマシ上げ」の可能性があると推測できます。

結果、価格は下落しました。

  • 大陽線=買いの勢いが強い
  • 出来高が小さい=勢いが小さい(↑の勢いと矛盾した動き)

このように出来高をみることで、ローソク足のサインが本物かダマシか推測することができます。

相場の状況(投資家の攻防)

またローソク足と出来高を見ることで、相場の状況(投資家の攻防)が推測できます。

上図は高値圏にある十字線になります。

出来高が大きいことで以下背景が推測できます。

  • ①更に上昇期待から、大きい買い入れる投資家
  • ②高値圏で利食いため、大きく売りを入れる投資家
  • ①と②が拮抗し、価格はそこまで動かず、大きい出来高が形成

上記背景を推測することで見ることで、「買いは控えよう」や「空売り入れてみよう」など売買戦略の判断材料になります。

ローソク足や出来高の大小による基本的な相場背景は以下のとおりです、

まとめ

ローソク足は値動きだけでなく、トレンドやその裏に潜む投資家の心理まで表しています。

それを読み解くことで、相場の状況を理解し優位性のあるトレードすることができます。

ローソク足の種類や見方、分析方法を知り、トレードに役立てていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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